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2024/08/29

【30年ぶりの両国国技館開催!特別対談】ストリートファイター競技シーン黎明期を知る二人のストリートファイター大会の歴史と『スーパープレミアジャパン』にかける想いとは :プロデユーサー猿渡・アドバイザー影澤対談 後編

猿渡・影澤がストリートファイター競技シーンを振り返る前編記事は下記をご覧ください。

【30年ぶりの両国国技館開催!特別対談】ストリートファイター競技シーン黎明期を知る二人のストリートファイター大会の歴史と『スーパープレミアジャパン』にかける想いとは:プロデユーサー猿渡・アドバイザー影澤対談 前編

『ストリートファイター6』の人気はいろいろな”積み重ね”

ーー ストリートファイターの大会シーンを初期から知るお二人から見て、『ストリートファイター6』の盛り上がりはどう映っていますか?

猿渡:比べたことは無いんですがあえて言うと、しっかりとeスポーツタイトルになったな、と思います。

これまで、対戦格闘ゲームって、国内的にも世界的にも、他のeスポーツジャンルと比べて認知度がいまひとつな面もありますよね。

ただ、『ストリートファイター6』になってあきらかに変わった。身近なところで感じるのは、他のジャンルのゲームプレイヤーが多く入ってきているところ。これまでFPSをやってた人たちが「とりあえず触ってみよう」ってプレイしている。

影澤:そうですね。本当にそう。

猿渡:その流れが『ストリートファイター6』で一気に来てくれた。特に小さい頃からFPSを触って、プロプレイヤーにまでなった人たちが触り始めてくれた。ここにびっくりしています。対戦格闘を盛り上げてくれてありがとう、という気持ちです。

影澤:いろんなことが積み重なったのかなって思います。

ちょっと前まであったゲームに対するネガティブなイメージが、eスポーツっていう言葉もあって払拭されてきた。レバーレスコントローラーが広まって、キーボードに近い感覚で操作できるようになった。モダン操作で新規の人がプレイするハードルがぐっと下がった。ストリーマーやインフルエンサーがプレイすることで、沢山の人が『ストリートファイター6』を見てくれた。

III、IV、Vとシーンに携わってきた自分としては、正直「こんなに”ストリートファイター6”盛り上がっていいの!?」というくらい。ぶっちゃけちょっと引いてます(笑)

『ストリートファイターII』は社会現象だったじゃないですか。その後の『ストリートファイターZERO』シリーズ、『ストリートファイターIII』シリーズって、凄く対戦格闘ゲームのコアなファン向けで、マニアックな部分が強かったんですね。その後の『ストリートファイターIV』が”原点回帰”という感じで、『ストリートファイターII』をプレイしてた人たちも戻ってきた。そして『ストリートファイターV』は「競技シーンを意識しているな」という感じだったんですが、その分カジュアル層の取り込みは難しかったのかなと。

その流れで「”ストリートファイター6”はどうなるのかな……」と思っていたら、こんなに跳ねることあるの?!って(笑)

ーー REJECT FIGHT NIGHTやCrazy Raccoon Cupを通して、インフルエンサーの皆さんが「初めてプレイしても楽しいですよ」って、実際に見せてくれたことも大きく影響していると感じます。

影澤:新規プレイへのハードルを凄く下げてくれました。自分でもやれるんだって思える。それまでは動画を漁ってみても”神々のプレイ”しか動画に残っていなかったですから。

ーー プロプレイヤーの皆さんも配信や動画を通して凄く教えてくれて、リテラシーの高さや手厚さを感じます。

影澤:対戦格闘ゲームってゲームセンターで過ごした大人たちがまだ沢山いて、教育していく文化がちゃんとあるんですよね。それに、人が沢山いた良い時代も、逆に全然新作が出なくて人が減ってしまった寂しい時代も経験しているので、新規プレイヤーの大切さが身にしみているんです。

ーー いろんな方が新規の人たちを歓迎しているんですね。他にも要因は考えられたりしますか?

猿渡:1対1が新鮮、というところはあると思います。

最近はFPSやMOBAなどチームゲームが盛り上がっていましたが、そろそろ違う体験もしたいっていうのはあったんじゃないかな?

チームとなると気を使うところもあるし、疲れる部分もある。そこに1人でプレイできる『ストリートファイター6』が来た。そういうタイミングの良さは感じます。

影澤:対戦格闘ゲームは反応速度だけじゃなくて知識でも勝負できるっていう、バランスが凄く良いんです。できなかったことが少しずつできる、成功体験を感じやすいっていうのも良いところですね。「少しずつ強くなっていく、それがいいんだ」ってやつです。

スーパープレミアジャパンへの想い

ーー スーパープレミアジャパンはどんな大会を目指しているんでしょうか。

猿渡:まず、今までオフライン大会を経験してない方には、オフライン大会ならではの緊張感と興奮を体験してほしいです。勝って喜んでいる人の脇で、負けて悔しがっている人がいる。そのカオスの中、皆が同じ巨大スクリーンを見つめて、技のひとつひとつに声を上げる環境を味わってもらいたい。

今回は多くの試合が横並びの対戦になると思います。勝っても負けても挨拶から始まって、挨拶で終わらせたいんですが、そういう近い距離での対戦って、他のeスポーツではなかなか体験できないと思います。緊張していると、相手のアケコンのボタンを叩く音の大きさから脅威だったりしますからね。

あと、オフライン大会に出場経験がある人も、これを機会に『ストリートファイター6』っていいなぁ、格ゲー大会っていいなぁ、と思ってもらえるような空間を作りたいと思っています。勝っても負けても……って言い方は良くないですが、とにかく1日中『ストリートファイター6』を堪能できるようにしたいですね。

そして、より多くの人に来て頂き「オフラインの格ゲー大会っていいわ〜。もし次にオフラインの格ゲー大会があったら、また出たい! そして今度こそステージに立ちたい!」って思ってもらえるような“次に繋がる大会” にしたいです。今度こそって言ったら負け前提みたいな話で申し訳ないですが、単なる打ち上げ花火じゃなく、あなたのゲームライフが変わってしまうような、そんなきっかけになればと思っています。

ーー オフラインであることをぞんぶんに楽しんでいただきたいですね!

ーー 影澤さんはいかがでしょうか。

影澤:まず、現地に沢山の人が遊びに来てほしいです。大会エントリーした人はもちろんですが、観戦した人たちも含めて、来た人が「あーあの大会すごかったよね!楽しかったよね!」っていう大会にしたいです。

スーパープレミアジャパンは、カプコンカップ出場権が2枠かかっている、カプコンプロツアーの中でも特別な大会です。それに参加することで、やはり特別な刺激を受けてほしいなと思っています。

例えば今年はレギュレーションで参加できない若い方が、競技シーンで戦う皆さんを見て「いつか絶対に参加する!」と決意するような、ターニングポイントになるほどの感動を届けることができればと思っています。

ーー 参加した皆さんそれぞれに”カプコンプロツアー”でしか味わえない経験を楽しんでいただきたいですね。

猿渡:カプコンプロツアーでしか味わえない経験……というより「カプコンプロツアーだからこそ体験できる唯一無二のこと」ってあると思うんです。

例えば、今回は最終決勝であるカプコンカップも日本開催です。それこそ過去にないチャンスなんですよね。出場しやすいって意味で、この予選にあたるカプコンプロツアーのスーパープレミアジャパンという日本大会に出ない手はないです。

対戦格闘ゲームシーンにおいて過去最大級とも言える大会に出ておく経験は、ここでしておいて損はない。それに見合う「大会会場」を用意するつもりです。

先程も言った通り、あなたの格ゲーライフを一歩前進させる大会にしていこうと思っていますので、是非エントリーをお待ちしております。

影澤:観戦でもプレイヤーでも、どんな形であれ「”ストリートファイター6”が好き」という方はこの機会を逃さず来ていただきたいですね。こんなに沢山の『ストリートファイター6』好きが集まるイベントはそうそう有りませんから、「とりあえず参加してみる」ことをお勧めします。対戦会もやるんで。

ーー お二人ともありがとうございました。

世界中から『ストリートファイター6』プレイヤーが集まるスーパープレミア大会「京王 Presents JCG STREET FIGHTER 6 CAPCOM Pro Tour 2024 SUPER PREMIER JAPAN」は11月2日(土)から11月3日(日・祝)の2日間にわたって武蔵野の森総合スポーツプラザで開催されます。

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